自家採種で、自分や家族の生活を守る

都会に住んでいても、野菜の種を守り、つなぐことができる──ベランダや庭の「小さな菜園」で、自家採種をしてみませんか?

日本政府は、発がん性が懸念されている除草剤の利用や、ゲノム編集作物を「危険性はない」として積極的に推し進めています。除草剤は遺伝子組み換え種子とセットで販売されています。ゲノム編集作物は、第一段階としてトマトからスタートしています。これから多くの種類の作物が、ゲノム編集種に変わってくるでしょう。

こうした農業界の変化のなか、農業技術研究所歩屋は、完全無肥料栽培(Halu農法)の研究と普及を続けています。もちろん、農薬などの化学物質も一切使用しない技術です。この技術は、自家採種をして野菜の世代をつなぐことを基本にしています。

遺伝子組み換えやゲノム編集技術は「不要」と考えており、品種改良をする際も、自然な交配以外には行いません。

自家採種は、世界各地でいろいろな団体、個人が取り組んでいます。日本でも自家採種の機運を高めようと、当社も個人向けの取り組みを始めることにしました。

具体的には、プランター栽培による自家採種運動をスタートさせました。完全無肥料栽培のできるプランターセット(テキスト、土、種)を企画し、Halu農法を楽しみながら学べるプランの提供を始めています。プランター栽培の場合、野菜が思い通りに育つまで多少の時間はかかりますが、自家採種はそれほど難しくはありません。どんな野菜であっても、その環境で子孫を残そうと頑張ってくれるからです。

そして、自家採種を続けていくうちに、プランターという限られた環境のなかでも、すくすく育つように適応していくでしょう。何より、自分で採取した種が次の世代につながっていく様子を実際に体験することは、このうえない喜びにつながるはずです。

プランターを使った野菜の育て方、種の採り方については、オンラインサロンでお伝えしますので、安心して取り組むことができます。

種を守り、つなぐことは、私たち自身だけでなく、多くのこどもたち、これから生まれてくる子孫を守ることにつながります。思い立ったが吉日。ぜひご参加ください。