自然農法ノート(改訂版)
研究レポートを頒布
自然農法の理論化・実用化に取り組んできたレポート「自然農法ノート改訂版」(A4版70ページ、PDFデータ)を有料頒布しています。
2011年4月から千葉県柏市の5か所の実験農場(計約15,000㎡)で始めた取り組みや自然農法にかかわる人々の話、また、最新の科学を取り入れた仮説と検証などをテーマごとに書き綴りました(1ページ1テーマ)。
このレポートは、完全な無肥料栽培で大玉スイカや水菜などの栽培に成功したことを踏まえて2014年にまとめたもので、その後、特許出願しました。この理論をのちにハル(Halu)農法と名付けました。2016年からは拠点を千葉県我孫子市に移し、2021年までに技術の大幅な向上が見られました。これらの経緯をまとめた増補章を加え、改訂版としました。
野菜や果物づくりにこれからチャレンジしようと思う方のために、必要な知識や、数多くの失敗談も書きました。
自然農法の理論はまだ確立されておらず、このレポートが日本では(世界でも)初めてのものだと思われます。また、理論といっても、いまだに仮説であることには違いありません。しかし、その後も検証は続いており、この仮説を裏付けるように農作物ができています。
この機会にぜひご購読いただき、自然農法を楽しんでいただければと思います。
歩屋代表 横内 猛
このレポートを読むとどうなるのか?
- 現代農業の基本である肥料栽培の仕組みや問題点が理解できるようになる。
- 肥料を使わずに農作物ができることを信じられるようになる。
- 自分でも無肥料栽培を試してみたくなる。
今まで読まれた方から以上のような感想をいただいています。
自然農法、なかでも完全な無肥料栽培の技術であるHalu農法は、異常気象や世界経済の混乱によってもたらされる困難な時代に必要不可欠な存在になるでしょう。
読後の感想をご紹介します。
栃木県那須町 A.Kさん(女性) 2023年9月
植物は「独立栄養生物」であるとの見解に衝撃を受けて申し込み、このノートを読み進めるうちに、さらに大きな衝撃を受けました。
私は以前、小学校教諭として18年間勤務した経験がありますが、「植物の根っこが、ブドウ糖を放出している」との見解を改めて知りました。そして、それは、関係者により意図的に封印されたのではないかとの横内さんの考察には身震いを禁じえませんでした?
教員をやめてから、世の中には隠された真実があるのではないかという思いで、今までとは違った方向から物事を見直している最中でしたので、この分野もそうであったのか?との衝撃でした。今まで、常識として教えられてきたことが、実は洗脳であったと思う多くの事に出逢いました。
畑と向き合っていると、畑も私達の身体と同じ様に、微生物と一体で、大自然に委ねていけば、その仕組みはもっとシンプルなのではないかと考えていたところでした。3年前に、突然母から畑仕事を引き継ぐ事になり、試行錯誤しながらも、この秋野菜から自然農に切り替えることにしました。
何度も読み返しながら、自分の畑と向き合って、シンプルな農法へと移行していきたいです。緑肥をすき込まないように!とのアドバイスが、スレスレセーフで間に合いました。
栄養価の高い健康な野菜を作りたい!という夢を是非実現させたいと思います。
ありがとうございました。
福岡県福津市 M.Nさん(男性) 2023年8月
自然農法ノートを通読し、先ほど再読しました。
気になるところをマークアップし、私がノートから頂いた知識を、頭に染み込ませています。
ハル農法の特許(定義付け)の文言がなければ、私は本を何十冊も読みながら、知識を深めつつも、色々と逡巡を繰り返していたことでしょう。これからは、ハル農法を柱とした実行あるのみとなります。
もちろん、他の農法の勉強は続けていきますが、そこで得られる知恵、あるいは提示される方法は、ハル農法という座標軸の中でどこに位置付けるか、という相対的な理解(批判的な受容と理解)ができるように感じています。
羅針盤を得たような安心感を持って、これから全力で迷いなく取り組んでいけると思います。
福田さん御兄弟(第5提携農場)とも、連絡を密に保って、楽しく畑でやっていこうと思います。
平和とは、結局そういうところ(日々顔を合わせる大切な友人や家族たち)からスタートし、そこにやがて、安心や笑顔が生まれてくるのだと思います。
今後の一つのチャレンジとしては、やはり「米」「麦」の栽培でしょうか。
ハル農法で、これらの必須穀物をどのように作っていけるか。
陸稲だと手軽なように、素人は感じますが、そのようなことが、果たしてできるか。
そして、芳醇な「果樹」たちも、ハル農法でやっていけるか。
奇跡のリンゴで、すでに方向性は示されていると思いますが、
たくさんの果樹たちにも、それが応用できるかどうか。
(今、私が借り受けている農地では、先代の残した様々な果樹:いちじく、みかん、れもん、すもも、かき、きんかん等)もあり、ハル農法が応用できるか、チャレンジをしてみたいと思います)
明晰な文体による解説、ご説明を、誠にありがとうございました。
新潟県長岡市 Y.Sさん(男性) 2023年4月
自然農法ノートに書かれていた内容全てが新鮮で、そして衝撃的でした。私自身、自然農法で野菜を作っていますが、農法の詳しい部分に関しては漠然としたイメージしか無かったのです。
現在、畝幅約1mで畝高20㎝の不耕起栽培で取り組んでいますが、何故その畝幅なのかなど理由を考えた事がありませんでした。
コンパニオンプランツがし易いから、水捌けが良いから、微生物が増えそうだから、適当にこじ付けて勝手に分かったつもりになっていました。
そんな中、自然農法ノートを読んで「微生物には好気性と嫌気性がいる」ことや「根っこが養分を放出している」こと、「大気に浮遊する微生物」まで、もう目から鱗どころじゃ無くなってしまいました。
このレポートに書いてあった事はネットや書籍を読んだとしても、絶対に辿りつけない真実だと思います。植物が土壌を浄化する為に、自らの命を削りながらも硝酸態窒素を吸う事を止められないと言う話には、胸が締め付けられる思いでした。
いつの日か実際に農園に赴き、この目でHalu農法を見てみたいと思っております。その時の為に、少しでもHalu農法に近づけるよう精進して参ります。
最後に一つだけ、自然農法ノートを、Halu農法をこの世界に生み出して下さって本当にありがとうございます!!
宮崎市 T.Nさん(女性) 2023年2月
自然農法ノートは我が家の家宝です。
宮崎にもハルのような農園ができたらいいなぁと
夫とふたりで言っております。
幸せな時間でした。
自然農法ノートを読んだ時の感覚、衝撃は
凄いものでした??
と同時に
だからか??
と腑に落ちました。
理科は得意ではありませんが好きです。
なので、感覚的に幼い頃にみた光景
土の匂いや虫たちの動き…
忘れていた記憶が蘇りました。
流石、ジャーナリストの横内さん。
天才としか言いようがありません。
大分市 S.Yさん(男性) 2022年3月
自然農法ノートについての感想ですが、一言で表現すれば「探していたものにやっと出会った」でしょうか。
大袈裟な表現ではなく、今までいろんなやり方、農法をやって来て上手くいかなかったのですが、「これは間違いない!」と直ぐに感じました。
最も衝撃的だったのは、「植物は元々独立栄養生物である」事を知ったことです。
最近は目に見えるもの、目に見えないものに興味があるのですが、これ等目に見える現象だけ追っていたら理解できないでしょうね。
生物学者がそれを声を大にして言わない所などは、今の世の中に蔓延っている「利権」が農業の世界にも存在するのを実感しました。
「独立栄養生物」であることから、論理的に実証しながら、そのための構造を考え付かれたこと。
行き当たりばったりの自分には出来ないことです。
15年前から農業を本格的に始めたのですが、1年目のみ、親父と一緒に米作りを慣行栽培でやったのですが、無農薬でやりたくなって、2年目に実は千葉県香取市まで故岩澤信夫先生の不耕起栽培の講習に1年間、月に1回通っていました。
ただ、自分の田んぼが水を入れると周囲の田んぼに影響があったり、冬場水が来なかったりで、冬季湛水が出来ず、不耕起栽培は諦めざるを得ませんでした。
ただ、現在も普及会の会員は続けています。
それから、次は野菜はどの様に作ろうかと考えていると、
・・・中略・・・
などを試していましたが、どれも上手く行きませんでした。
とにかく「シンプル」に出来るはずと思いながらやって来ましたので、「これだ!」と直感しました。
自然農法ノートは何度でも読み返す価値が有って、その度に新しい刺激と閃きを与えてくれます。
ありがとうございました。
千葉県松戸市 S.Sさん(女性) 2021年11月
まず、内容がとても興味深く、おもしろかったです。
硝酸態窒素の考察の部分はなんとも言えない驚きでした。
既に植物があり、出来上がった土壌がある前提で、
現代の農業は取り組まれてきているのだと改めて理解し、
何もない時代をイメージし、
目に見えない微生物の世界、微生物と植物の関係を考察され、
感動でした。
やっぱり自然は一番バランスのとれた形で関係は成り立っており、
人工的な操作は不要なのだと温かい気持ちになりました。
自然はあることが前提で、それを搾取するし、
人間が良いようにコントロールしようとして、
しかしそれはうまくいかず、
それでもどうにか人間が良いようにコントロールしようとして、
自然からどんどんずれ、状況が悪化しているのが現状で。
とにかく、内容がとてもおもしろく、
また何度か読み直させていただきます。
実践においては、じっくり、ゆっくり畑を見て、
ノートに書いてある内容と照らし合わせていきたいです。
作物を植える際に、雑草やマメ科の植物の根を抜かないところが、
とても気になり、どんな感じになるのか興味があります。
アルファルファの区画は、土壌を作り中なのか、
それとも定期的にアルファルファの期間を作っているのでしょうか。
またこれまで、全く作物を育てていない、初期段階の区画もあったりするのでしょうか。
変化をみたいなと思いました。
肥毒や除草剤の影響も興味深く、将来的に自分の畑で農業に挑戦したい夢のあるため、これから、まず教わりながら一緒に活動させて頂けること、
とても楽しみです。
千葉県睦沢町 T.Ⅰさん(男性) 2018年11月
自然農法ノート、読破いたしました。ありがとうございました。
もともと学生の頃は生物学者を志したこともあり、生物が大好きだったので、”呼吸”などの小難しい部分も含めてとても楽しく読むことができました。
肝はやはり微生物と窒素でしたか。
現在趣味で海水魚およびサンゴの飼育をやっておりまして、かれこれ10年近くなります。
観賞魚飼育でも魚から出る窒素の処理が課題でして、アンモニアをいかにして無害な硝酸態窒素に変えるかが重要になり、一般的にはろ過装置に微生物を住まわせて、浄化しています。また硝酸態窒素も少量なら無害ですが、多量となると有害になるので最終的には水換えをして取り除く必要があります。
しかし、自然の海や川には濾過装置なども無く、水換えも行われないのにも拘らず、豊かな生態系があります。硝酸態窒素が分解される仕組みがあるから豊かな生態系が実現されています。具体的には嫌気性の微生物によって分解されているのですが、水槽内の底砂を厚く敷き、嫌気性微生物の環境も整えつつ、水流を工夫することによって表面には好気性微生物を繁殖させるなどの工夫によって自然のサイクルを水槽内で作り出すことに成功し、現在は無水換えで海水魚とサンゴを飼育しております。
それだけでなく、豊かな生態系を実現することによって水槽内で食物連鎖が生まれ、魚に餌を与えることもほとんどなくなり、無餌給無換水が実現できております。
話は逸れましたが、自然農法でも全く同じことが言えると分かり、改めて地球の素晴らしさ、生命の素晴らしさを実感することができました。
土の中でも水の中でも同じ様に窒素を循環させることが重要なのですね。
ノートを読み終えて、早速現在庭で行なっている有機農法での家庭菜園畑の隣を掘り起こし、自然農法用の耕作を始めました。
我が家の土には石がかなり混ざっているので、まずは石取りからですが……
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