感動的な場面に出くわしました。2014年、スイカの量産実験をしていたときのこと。大きくなり始めたスイカが、いくつかカラスにつつかれてしまいました。
ところが、穴の開いたスイカは、色づきが悪く、とても商品にならないようなスイカばかり。それ以降も、甘いスイカは、ひとつも穴をあけられたことがありません。
そして興味深いのが動画の場面です。穴の開いたスイカにカブトムシが群がって汁を吸っているのです。
カラスは、カブトムシが羽化したばかりの柔らかい身体を食べたりしますが、決して全滅させることはありません。それどころか、カブトムシの食糧を、こうやって供給しているではありませんか。
自然の懐の深さと、カラスの頭の良さを肌で感じる一幕でした。