新しい栽培技術

自然に寄り添って野菜を育てたい

どちらを選びますか?

自然農法

人間が、人間のために、自然に寄り添いながら、人間の食べ物をつくる栽培技術。100年の歴史を持つ。原則として肥料・農薬は使わない。

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創命農法

地球に住むすべての生き物を繁栄させ、その生態系のなかで人間の食べ物も作る栽培技術。特許理論。完全な無肥料・無農薬で実践する。

自然農法

人糞肥料や化学肥料が盛んに使われるようになったころ、「本来の自然は、肥料など必要ないはず」という考えのもと、岡田茂吉(おかだ・もきち)や福岡正信(ふくおか・まさのぶ)らの先駆者が提唱した栽培技術です。

 

なかでも、田んぼや畑は耕さず、雑草も取らず栽培するという福岡の唱えた理念が有名です。先駆者の薫陶を受けて自然農法にチャレンジする人がたくさん出てきました。しかし、一朝一夕に無肥料・無農薬栽培が成功するわけではなく、いまも多くの実践者が試行錯誤を続けています。

 

完全な無肥料栽培は難しく、自然由来の資材(肥料ではないもの)を土の中に入れる実践者が多く、いわゆる「有機農法」との区別がなくなりつつあります。

創命農法

田んぼや畑には「一切何も入れない」ことを基本に研究を重ねてきました。庭に植えられた柿の木やミカンの木は肥料を施さなくても美味しい実をつけます。コンクリートに囲まれた街路樹は、だれも手入れせずに年々大きく成長します。

  

地球には、すべての植物が自然に育つ仕組みがあるはずです。そこを突き詰めて研究を続けた結果、「植物は、そもそも微生物と共生していて、四億年前から植物と微生物が一体となって繁殖してきた」ことを突き止めました。

  

そして、私たちが食べる植物、つまり野菜や穀類も、すべて微生物との共生関係によって、人間が手を加えなくても美味しく、大きく、たくさん育つことがわかりました。

  

私たちは、この仕組みを農業技術に応用し、Halu(ハル)農法と名付けました。この技術の詳細は、別のページでご紹介します。

  

ハル農法には、他の農法にはない、とても大事な視点があります。それは、「地球の生き物は常に増えている」という視点です。そして、あえて「すべての生き物を増やす」ことによって、自分たちの育てる野菜や穀類も、自然の調和の中で増えていくことを突き止めました。

  

ハルの畑では野菜もすくすく育ちますが、微生物、昆虫、両生類、爬虫類、そして大小の哺乳類や鳥類が、時間とともにどんどん増えていきます。

  

これまで自然環境を壊してきた人類ですが、自分たちの食糧を生産すると同時に、壊してしまった環境を修復し、むしろ繁栄させていくことになります。

  

そこでハル農法に限らず、すべての生き物を増やしていくような農業技術を総称して、「創命農法」と呼ぶことにしました。